ネイティブ・アメリカンのトーテムポールも樹木信仰で、共通のシンボルが見られる。これは北アメリカ大陸の太平洋に面した先住民の多くが、家の中、家の前、墓地などに立ててきた柱状の木の彫刻。トーテムポールには、子供を前に抱える大人が彫刻されていることがある。


トーテムポールの子供を前に抱える彫刻は、紀元前1万年頃のトルコのギョベクリ・テペから出土している石像にも見られ、そこには各地の女神像に共通している胸を触るポーズが見られる。

 

トーテムポール上の鳥はサンダーバードと呼ばれる。サンダーは雷、バードは鳥で、姿は大きな鷲(わし)。雷の精霊で自由自在に雷を落とすことができ、獲物も雷で仕留める。鷲(わし)、鳥、雷も共通シンボルだった。

アメリカとカナダにまたがる先住民族オジブワ族のショルダーバックにも、刺繍されたサンダーバードが見られる。

鷲(わし)のデザインは、トルコのギョベクリ・テペの石柱、イランのジーロフト文化の石のハンドバック、古代エジプトの装飾品など、各国でシンボルとして見られる。