6/08/2021

■紀元前4万年頃 北海道のアイヌ民族

アイヌ人のY染色体ハプログループD1a2aが大半を占め、紀元前4万年頃発生した。


次の文は、北海道南部のアイヌ民族の天地開闢(てんちかいびゃく)についての伝承。
「昔、この世に国も土地もまだ何もない時、ちょうど青海原(あおうなばら)の中の浮き油のような物ができ、これがやがて火の燃え上がるように、まるで炎が上がるように、立ち昇って空となった。そして後に残った濁ったものが、次第に固まって島(北海道)となった。島は長い間に大きく固まって島となったのであるが、その内、モヤモヤとした気が集まって一柱の神(カムイ)が生まれ出た。一方、炎の立つように高く昇ったという清く明るい空の気からも一柱の神が生まれ、その神が五色の雲に乗って地上に降って来た。そこからたくさんの神、草木、鳥、獣、魚、虫、人間が作られる。」

つまりこの創成神話も他国の神話と共通パターンで、ここでは「無」を何もない時と表現している。

アイヌ民族のカムイノミ、アニミズム、シャーマニズム、神道と八百万の神

アイヌ民族のカムイノミとは、神に祈るという意味で、神カムイ(無)を天界に帰す儀式。例えば、狩りの獲物に対して、肉と毛皮を土産に持って人間界へ来てくれたカムイに感謝し、神の国へ送り帰す。

カムイは高位の霊的存在のこと。カムイは動植物、自然現象、人工物などあらゆるものに宿るとされる。例えば、火に宿るアペ・フチ・カムイ。ヒグマの衣服で人間世界に来るキムン・カムイ。熱病をもたらす疫病神パヨカ・カムイ。人間に災厄をもたらすウェン・カムイ。人間に恩恵をもたらすピリカ・カムイ。地形上の難所を表すカムイコタン。住居や丸太舟を作るための樹木はシランパカムイ(樹木のカムイ)と呼んでいた。

このカムイが万物に宿る考え方は、神道では八百万(やおよろず)の神という。

0 コメント:

コメントを投稿