5/30/2021

キリスト、仏陀、ビシュヌ、シヴァ、アラー、悪魔バフォメット、大天使ミカエル、アブラハムの共通点

紀元前12年頃、イエス・キリストが誕生したとされる。キリスト教の悪魔バフォメットは山羊の頭を持っている。雄(おす)の容貌だが、胸の膨らみがあるなど両性具有の特徴がある。無も女神像としてや、ゼウスやミトラのように男神として、男女二つの面を持って表される。

バフォメットの腹部に、2匹の蛇の杖カドゥケウスが見られる。これもアイオーンの足元に描かれていた。

山羊(ヤギ)の頭は、サバジオスの手に描かれている。

バフォメットの両手の形が、サバジオスの手と同じ形になっている。

バフォメットの両側に三日月が描かれている。これもサバジオスの手に乗る人物の頭の上や、古代エジプトの装飾品のホルスの目の上部にも見られた。つまりバフォメットも無をシンボル的に表したもの。

また、キリスト教で光をもたらす者という意味をもつ堕天使(だてんし)にルシファーがいる。明けの明星(みょうじょう)という意味であり、堕天使の長であるサタンの別名。

南米のケツァルコアトルも、明けの明星と言われている。その耳には黄金比も見られた。
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旧約聖書の創世記でサタンは最初の女性イヴに嘘をついて騙し、神から食べると死ぬと言われていた善悪の知識の木の実を食べさせた。ここでのサタンは木に巻きついた1匹の蛇として描かれている。同じ構図は、アイオーンの体に巻きついた蛇やアスクレピオスの杖として見られた。

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ルシファーと双子の兄弟と言われることもある大天使ミカエルは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教においてもっとも偉大な天使の一人。ミカエルは右手に剣、左手には魂の公正さを測る秤(はかり)を持つ姿。秤(はかり)もサバジオスの手で見られたシンボル。

イエス・キリストにも同じ共通点が見られる。1100年代に制作されたアギア・ソフィア大聖堂のキリストの絵と、1118年のキリストのモザイクに描かれた聖母マリアと小さなキリストの手は、バフォメット、サバジオスの手と同じ形になっている。

密教の阿吽(あうん)の2字はサンスクリット語の最初と最後の文字で、始まりと終わりを表し、無を表す言葉だった。キリスト教の新約聖書では、ヨハネの黙示録で次のようにある。「わたし(イエス・キリスト)はアルファであり、オメガである。最初の者にして、最後の者。初めであり、終わりである。」

さらにヨハネの黙示録には、次のようにある。「わたし(イエス)は、ダビデのひこばえ、その一族、輝く明けの明星である」。つまりキリストは明けの明星であると述べている。ルシファー、ケツァルコアトルも明けの明星だった。これらが意味するところは、キリスト、バフォメット、ルシファー、サタン、大天使ミカエルは無のシンボルということ。

仏教でも、明けの明星という言葉が見られる。釈迦(しゃか)は12月8日の夜明け近く、明けの明星が輝く頃、35歳でついに悟りを開いた。その時のナーガに守られたブッダ像では、下から蛇が巻きついて、頭の上から顔をのぞかせている。同じデザインはアイオーンにも見られた。

ナーガは釈迦が悟りを開く時に守護したとされる蛇神(じゃしん)。仏教の八大竜王の多くが、もとはインド神話のナーガラージャのこと。ナーガラージャとは2匹の蛇が絡み合った蛇神。

アフガニスタン東部のガンダーラの仏陀像では、共通のシンボルも見られる。

仏陀の光背の縁(ふち)のジグザグ模様。ギョベクリ・テペの石柱や、黄金比がある中国の銅鏡でも見られる。

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仏陀の足首の左右に菱形模様。これはギョベクリ・テペの石柱やペルセポリスの壁画に見られた。

ガンダーラの仏陀像は右の手のひらを見せている。このポーズもタニトとともにシンボルとして見られる。タニトにも三日月、太陽、ジグザグ模様が見られ、共通のシンボルという結論だった。

つまり手のひらを見せるポーズも共通のシンボル。次の中央の画像の女性も、右の手のひらを見せている。その上に左から太陽、リンガ(男性器)とヨーニ(女性器)、三日月がある。リンガは右の画像のシヴァの象徴で、シヴァも1匹の蛇、三日月、三叉槍(さんさそう)があり、手のひらを見せている。日本の大仏も同じポーズだが、つまり全ては共通シンボルで表されている。

ヒンドゥー教の釈迦(仏陀)はヴィシュヌの化身と見られている。ヴィシュヌは蛇神ナーガラージャと共に描かれる。ナーガラージャは2匹の蛇。またヒンドゥー教の神話では、原初の大洋の上にヴィシュヌが巨大な体をアナンタという大蛇の上に横たえ眠っているとある。無から神が生まれる他国の創成神話との類似からも、ヴィシュヌは無という結論。

ヒンドゥー教の神クリシュナはヴィシュヌの化身で、いくつかの点で物語がキリストと似ている。他にもインカ帝国の神ビラコチャ、アステカ神話のケツァルコアトル、エジプトの神ホルス、蛇の杖を持つモーセ、ローマ帝国の建国者ロームルスも無という結論だったが、この5人とも似た話がある。また旧約聖書のアブラム(アブラハム)やイランのゾロアスター教の英雄フェリドゥーンにも類似の話がある。アブラム(アブラハム)もフェリドゥーンも無のことという結論になる。

「処女からの誕生」
・キリストは処女マリアから生まれた。
・ビラコチャは処女カビリャカから生まれた。
・ケツァルコアトルは処女キマルマンから生まれた。
・ホルスは処女イシスから生まれた。

「赤子の時、追っ手から逃げている」
・赤子のキリストはヘロデ王の虐殺から逃れるために、ヨセフと母マリアと共にエジプトへ避難した。
・赤子のクリシュナは、カンサ王の虐殺から逃れるために、ヤムナー川を渡っている。
・赤子のモーセは、ヘブライ人の男の新生児の殺害を命じたエジプトの王から逃れるため、生まれた後の三ヶ月間は隠されて育てられた。しかし母親は隠しきれなくなりナイル川に流した。やがて彼は王族に拾われ養子となった。
・赤子のアブラム(アブラハム)の母は、ニムロデ王がアブラムを捕まえようとするのを恐れ、アブラムを連れて家から離れ、山にあるほら穴の中に3年間姿を隠した。
・赤子のビラコチャは追ってくる父コニラヤから逃れるため、母カビリャカとパチャカマックの海岸まで行き、海に入って石になった。
・赤子で双子のロームルスは叔父(おじ)アムーリウスに命を狙われ、それを哀れんだ兵士が彼らを籠に入れて密かにティベリス川へと流す。やがて羊飼いファウストゥルスが双子を見つける。
・赤子のフェリドゥーンは母と共に、両肩に蛇を生やした暴君(ぼうくん)ザッハークの虐殺から逃れるためエルブルズ山に行き、母はフェリドゥーンを牛飼いに預けた。

「授乳する女神像」
・クリシュナと母ヤショーダ、キリストと聖母マリア、エジプトのイシス(母)とホルス(子)

ヒンドゥー教のヴィシュヌとシヴァは無という結論だった。これにブラフマーを加えると、3人は同一のトリムルティと呼ばれ、この3大神も無を表したもの。これまで各宗教の神のホルス、イシス、アフラ・マズダ、ミトラ、ディオニュソスも、無という結論だった。この他にもフリジアの神アッティスはサバジオスと同一視される。

アッティスはローマで大地母神として知られたフリギアの女神キュベレーの息子かつ愛人で、ライオンが牽引(けんいん)するキュベレーの戦車の御者(ぎょしゃ=馬車を走らせる人)。

紀元前200年代のアフガニスタン北部の都市アイ・ハヌムからは、アッティスとキュベレーが描かれた銀製の円盤が見つかっている。そこには2頭のライオンの二輪車、三日月、16芒星が見られる。

この三日月と16芒星はメソポタミアの出土品にも見られる。

キュベレーは紀元前2千年紀にはクババとして知られる。クババは手にザクロと鏡を持った婦人の姿。ザクロもシンボルとしてメソポタミアで見られた。下の左の画像のクババの右耳の後ろの髪は渦模様のシンボル。

このように、キリスト教、エジプト神話、アッカド神話、ミトラ教、ギリシャ神話、インド神話、仏教、アステカ神話、インカ神話の登場人物は、すべて無をシンボルで表したものということが見えてくる。

またキリスト教にはヤハウェという神がいる。これは旧約聖書および新約聖書における唯一神の名で、イスラム教ではアラーと呼び、ユダヤ教ではエロヒムやエル、一部のキリスト教ではエホバと呼ぶ。アラーは創世神話で無から万物を創造したとあり、類似の話は各国の神話で見られた。アラー、ヤハウェ、エロヒム、エル、エホバは同じもので、無を表した神ということ。

キリスト教の大天使ガブリエルは神のメッセンジャーで、マリアのもとに現れてイエス・キリストの誕生を告げた。イスラム教では大天使ガブリエルをジブリールと呼び、預言者ムハンマドに神の言葉の聖典コーランを伝えた存在。このガブリエルの手の形も、サバジオス、キリスト、バフォメットと同じ形。またガブリエルはルシファーと双子の兄弟と言われる大天使ミカエルと同じ翼を持ち、頭にはニンブスと呼ばれる光背(こうはい)もある。

このようにシンボルで見ていくと、キリスト、仏陀、アラー、クリシュナのような聖人とされる人物も、バフォメットやルシファーのような悪魔も、すべて無を表したものということが見えてくる。そして仏教、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、ヒンドゥー教の信者49億人の人々は、無を崇めているという結論。これだけではなく、先住民の自然崇拝のアニミズムも無を崇めている。つまり世界中の人々が同じ存在を崇めている。

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